酸化防止剤

2018年4月18日

酸化防止剤は、読んで字のごとく

食品の酸化を防ぐ目的で使用される食品添加物です。

 

食品は空気中の酸素に触れることで酸化し、食品を変質させたり劣化させます。

これを防ぐ目的で酸化防止剤を添加すると、添加物自体が酸化されることによって、

食品の酸化を防ぐことができるというもの。

 

より詳しくこちらのサイトをご覧下さい。

 

1aa6d1da48ecb704ec12db2c330ad518_s

 

 

酸化防止剤には「水溶性」「脂溶性」に大別される。

 

「水に溶けやすい」「油に溶けやすい」かで使い分けています。

 

 

 

 

 

ご参考に!

ワインや加工食品の酸化防止剤は危険?

 

ebc2d07b1b69b77eb6a0bff2d576cfbf_s

 

 

下記☆は、添加物表示名称です。

食品の包装紙(フィルム)に印刷されている原材料表示に、下記☆の名称が

あれば、是非このサイトをご覧下さい。

 

使用されている食品添加物の名称

 

☆L-アスコルビン酸(ビタミンC、V.C)

デンプンを加水分解して得られるブドウ糖を原料として、発酵により製造されます。

水に溶けやすく酸性で強い還元作用があり、褐変、変色、風味の劣化などを防止します。
また、食品中で酸化されると、酸化剤の働きも持ち、品質改良剤としても使用されます。

ビタミンCとして、栄養強化の目的で使用される場合もあります(栄養強化剤として使用した場合は、表示が免除されます。)。
使用対象食品:果実加工品、漬物、そう菜、パンなど

 

還元:水素と化合することや酸素を失うことなど
 ドライアイス(二酸化炭素)にマグネシウム末をくっつけて火をつけると、
酸素がマグネシウムに奪われ、ドライアイスが還元されて炭素末ができます。

 

☆エリソルビン酸(イソアスコルビン酸)

ブドウ糖を発酵させて得られたケトグルタル酸をエステル化し、
さらにエノール化したものを精製して製造されます。
強い還元力があります。対象食品や使用量に制限はありませんが、
酸化防止の目的以外に使用してはならないことになっています。

使用対象食品:果実加工品、魚介加工品、農産物缶詰、漬物など

 

☆カテキン
ツバキ科チャの茎や葉、マメ科ペグアセンヤクの幹枝などを乾留した後、

水又はエタノールで抽出、精製して得られます。
主成分は、カテキン類です。ビタミンE、クエン酸、ビタミンCなどの併用によって、

酸化防止の相乗効果を発揮します。

使用対象食品:水産加工品、食肉加工品、菓子、油脂、清涼飲料水など

 

☆ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)

p-クレゾールとiso-ブチレンから化学的合成により製造されます。

多くの場合、クエン酸やアスコルビン酸などの他の酸化防止剤と併用して用いられます。

脂溶性で、他の酸化防止剤に比べて安定性が優れています。

使用対象食品:油脂、バター、魚介乾製品、魚介塩蔵品、乾燥裏ごしいも、魚介冷凍品、鯨肉冷凍品、チューインガム

 

☆トコフェロール(ビタミンE、V.E)

植物体内に存在し、種子などの油脂成分の不必要な酸化を防いでいるビタミンです。
植物油脂から分離、精製して作られるほか、化学的合成によって作られる

dl-α-トコフェロールも同様に使用されます。

 使用対象食品:油脂類、バター、油脂含有食品、菓子類など

 

☆ブチルヒドロキシアニソール(BHA)

p-ヒドロキシアニソールにtert-ブタノールを反応させて製造されます。

浸透性にすぐれ、BHTと同等又はそれ以上の酸化防止効果を持ちます。

 使用対象食品:油脂、バター、魚介乾製品、魚介塩蔵品、乾燥裏ごしいも、魚介冷凍品、鯨肉冷凍品

こちらの記事もよく読んでいただいています
スポンサーリンク