【カラメル色素】に発がん性物質!?安全なのか?危険なのか?
添加物の中で比較的よく見かけるのが「カラメル色素」です。
カラメル色素には発がん性物質があると言われています。
それは本当でしょうか?
詳しくお知らせします。
カラメル色素とは
炭水化物を加熱すると発生する複数種の化合物からなる混合物です。
コーラなどで使われています。
メカニズムは完全には解明されていません。
重合したフランや4分子脱水したグルコースが含まれると考えられています。
副生成物として、4-メチルイミダゾールや2-アセチル-4-テトラヒドロキシブチルイミダゾールが含まれることがある。
馴染みのない単語ですが、この「4-メチルイミダゾール」が問題です。
着色料の中では最も使用量が多いです。
日本国内の総需要量の80%以上を占めています。
製造時の亜硫酸化合物およびアンモニウム化合物での処理の有無により、カラメルIからカラメルIVの4種類に区分される。
カラメル色素の製造方法
砂糖やグルコースなどの糖類、デンプン加水分解物を原料としています。
それらを、キャラメル化により製造します。
カラメル色素の分類
カラメル色素は以下のように分類されます。
カラメル色素 | 亜硫酸化合物 | アンモニウム化合物 | 一日摂取許容量(ADI) |
---|---|---|---|
カラメルI | 不使用 | 不使用 | (設定なし) |
カラメルII | 使用 | 不使用 | 0-160mg/kg/day |
カラメルIII | 不使用 | 使用 | 0-200mg/kg/day (固形物換算0-150mg/kg/day) |
カラメルIV | 使用 | 使用 |
亜硫酸化合物とアンモニウム化合物が使われているかどうかで分類が変わります。
カラメルⅠは一番簡単に作れます。
家庭でも作れるほどです。
安全でもあるのですが、企業ではこの製法を取られません。
コストが高くつくからです。
カラメルⅡは危険なので、日本では使用が禁止されています。
カラメルⅢ、カラメルⅣはアンモニウム化合物を使うので毒性が強く危険です。
しかし、使用は禁止されていません。
ちなみに、この製法はコカ・コーラが特許を持っていると言われています。
何で禁止されないのかな?
カラメルⅢとカラメルⅣは、次のような健康被害が懸念されています。
- リンパ球の減少
- 免疫機能(白血球動き)の抑制
- DNAの損傷
- 染色体に異常を誘発
- 発がん性
心配なのは、やっぱり「発がん性」です。
しかし、カラメルはⅠ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳのどの製法が行われても、「カラメル色素」、「着色料(カラメル)」と記載されます。
消費者である我々には、その安全性を判断することはできません。
手がかりすらないのです。
カラメル色素を使った食品
あらゆる加工食品でカラメル色素は使われています。
カラメルⅠならばいいのですが、Ⅱは禁止です。
Ⅲ、Ⅳは毒性があるにもかかわらず、使用が禁止されていません。
具体的には、コーラ、プリン、ラーメン、カレールー、デミグラスソースなどなど・・・
分からない以上、危険としか言いようがありません。
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