【砂糖の添加物】三温糖は身体に良くて上白糖は身体に悪いという誤解
砂糖について誤解があります。
三温糖は身体に良くて、上白砂糖(上白糖)は身体に悪いと言う誤解です。
なぜこのようなことが言われ始めたのか、それについてもお知らせします。
三温糖の原材料と上白糖の原材料の違い
三温糖の原材料と上白糖の原材料の違いからお見せします。
三温糖はこんな感じです。
このお店では145円で売られていました。
原材料名を見るとこのようになっています。
原料糖、カラメル色素
わざわざカラメル色素が添加されています。
[icon image="arrow2-r"] 【カラメル色素】に発がん性物質!?安全なのか?危険なのか?
上白糖はこれです。
同じお店で114円で売られていました。
原材料:原料糖
添加物がありません。
三温糖の方が扱いが良いのです。
三温糖と、上白糖は基本的にそれほど変わりはありません。
三温糖と、上白糖の違いは、添加物が入っているかどうか、となります。
三温糖と、上白糖の製法の違い
三温糖と、上白糖の製法、作り方の違いをお知らせします。
どちらも製法は同じです。
本来は、グラニュー糖や上白砂糖を作った後の糖液を煮詰めて三温糖はできます。
繰り返し煮詰めるので、色が茶色になってくるのです。
糖液はサトウキビから作られます。
砂糖を化学合成しようとした場合、サトウキビから絞り出すよりコストがかかります。
そのため、砂糖は化学合成することはありませせん。
砂糖の純度が高い部分が上白糖です。
上白糖に含まれるミネラル量は0.01%です。
一方、三温糖のミネラル含有量は、0.25%です。
最初の方に取れるのが純度の高い上白糖。
出がらしを煮詰めて出来るのが三温糖。
ところが、最近では手間や時間がかかるのを嫌います。
お金がかかるからです。
精製技術は上がりました。
そこで、最初から上白糖だけを作ります。
そして、カラメル色素など添加物を加えて「三温糖を作る」のです。
そのため、ミネラル量は不明です。
全部が0.01%なのか、全部が0.25%なのか、その中間なのか?
消費者は色以外にその違いを知ることはできないのです。
そのように考えると、添加物がないのが上白糖、添加物が入っている物が三温糖となります。
どちらが本当は体にいいのでしょうか?
きび砂糖と言う選択肢
上白糖、三温糖と言う選択肢のほかに、「きび砂糖」「てんさい糖」「黒糖」などがあります。
サトウキビから作るのが「きび砂糖」「黒糖」、てん菜を使うのが「てんさい糖」です。
同じスーパーで見ても価格は298円。
人が三温糖と思っているミネラルがたっぷりの砂糖等はこのきび砂糖です。
原材料を見てみます。
原材料名:原料糖
要するにサトウキビです。
楽天などでも手に入ります。
てんさい糖も原材料名を見てみましょう。
原材料名は裏に記載があります。
原材料は、「てん菜(ビード)」だけ。
てん菜とは、サトウダイコン(砂糖大根)ともいうが、アブラナ科のダイコンとは別科の植物である。
見た目は大根みたいです。
しかし、我々がよく知っている大根とは別の物です。
てん菜と言う、植物の名前ですが、わざと全部ひらがなで書くことで「てんさい糖」と「天才糖」だと思わせる作戦です。
食品会社も考えます^^
原材料は本当に誠実で、このてん菜からとれる糖分だけを使って添加物なしで作られます。
その分少し価格も高めです。
身体に気を使い良いものを使うと値段も多少頑張らないといけないのです。
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