【添加物】原材料にある「ホエイパウダー」「乳清」の安全性・危険性とは
色々な食品の原材料名を見ていると、「ホエイパウダー」と言う記載をよく見かけます。
聞きなれない横文字があると不安になります。
これがどんなものなのか、安全なのか、危険なのか、お知らせします。
ホエイパウダーとは
食品や健康食品の原材料名を見ると「ホエイ」「ホエイパウダー」「乳清」など書かれているものを見かけます。
これらは同じものです。
「ホエイ」を乾燥させて粉にしたものが「ホエイパウダー」です。
「ホエー」と表記されていることもあります。
「ホエイ」とは、日本語では「乳清」と呼ばれています。
ヨーグルトを冷蔵庫に置いておくと、表面に半透明の水分が浮かぶことがありませんか?
簡単言うと、あの上澄みが「ホエイ」です。
透明だったり、少し白い場合、少し黄色がかっている場合、色々あるでしょう。
チーズを作る場合は、固形物と液体物に分けます。
固形物の方を「カード」と呼びます。
液体物の方が「ホエイ」です。
大豆でも、水分が出て、これも「ホエイ」と呼びます。
大豆のホエイを特に「大豆ホエイ」と呼ばれ、水溶性のたんぱく質を多く含んでいます。
ホエイパウダーはどんなものに入っているか
ホエイパウダーはどんなものに入っているのが、具体的な商品を見てみます。
クノールじっくりコトコトこんがりパンのコーンポタージュ
【大阪王将】若鶏のから揚げコク辛(鶏 とり)
スコーン
プロテイン
特に共通点はないようです。
未確認ですが、カップラーメンにも使われていることがあります。
そのほか、パンや、スナック、クッキー、など色々なものに使われているのです。
ホエイの栄養価
ホエイは、少し酸っぱいことから、チーズを作たり、ヨーグルトを作った時、副産物として出たホエイは捨てられていました。
最近では、高蛋白で、低脂肪な乳成分由来カルシウムだという認識が高まっています。
無機栄養分やビタミンB群をはじめ、ビタミン類など栄養価が高いことが分かってきていて、健康食品、栄養補助食品にも使われることが増えました。
人体では消化が速くタンパク質合成や、インスリン分泌を促進する効果があることも分かっていて、優れた食品として人気が高まってきています。
イタリアでは、ホエイを主成分としてチーズを作ることがあります。
豚にホエイを与えて育成している地域があります。
「ホエー豚」としてブランド化しています。
ラットへの実験では、血圧低下の効果があったという実験もあります。
一方で、高齢の女性に2年間摂取させた実験では、血圧に影響がなかったという実験もあります。
ホエイの名称について
原材料名のところで、カタカナの文字だと「何か悪いものではないか」と思う傾向があり、わざわざ日本語で書くことがあります。
× グルタミン酸ナトリウム
〇 うま味調味料
〇 調味料
見慣れたものは、カタカナ文字で書くこともあります。
△ アミノ酸など
ちなみに、上のものは全部同じものです。
「ホエイ」は一部では人気ですが、それほどメジャーではないためか「乳清」と書かれることもあります。
「ホエイ」も「乳清」もどちらも馴染みがないので、特別感を演出するため「ホエイ」とカタカナ表記している意図もあるようです。
ホエイの安全性、危険性
元々、牛乳が主原料なので、健康な牛からとれる牛乳が原料の場合は、特に悪いものではないと言えます。
大豆からとれる「大豆ホエイ」も同様で、健康な大豆からとれるものは特に問題はないと言えます。
一方で、どんな牛から取れたかわからない牛乳の場合で、牛乳の安全性が疑わしいような場合は、ホエイも安全性が疑わしいと言えます。
大豆の場合、輸入大豆に多いのですが遺伝子組み換えの大豆からのホエイは、遺伝子組み換え大豆の安全性が分からない分、大豆ホエイも分からないというのが答えになりそうです。
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