食品添加物とアレルギーの関係
もともと食品添加物は、単に「食品の保存性を高めたり加工するために混ぜ合わせるもの」という意味で使用されていた。
梅ぼしに塩・しそを入れているのと同じ
しかし、、食品加工技術が進歩していくにつれて化学薬品や化学物質が生まれ
食品とはいえないものが食品に混ざられてきた。
そのため、これらを食品と明確に区別して、
医薬品と同様に管理することが食品衛生法によって制定されました。
添加物とは、食品の製造の過程において又は食品の加工若しくは保存の目的で、
食品に添加、混和、浸潤その他の方法によって使用する物(食品衛生法第4条第2項)
アレルギー物質となりうる食品添加物の種類は?
アレルギーの原因となりうる食品添加物の種類
医学博士。日本小児科学会認定専門医、日本アレルギー学会認定専門医・指導医。
清益功浩先生の「家庭の医学」によりますと、
アレルギーを起こしたり、悪化させたり食品添加物は、
■保存剤(抗菌剤)……細菌の増殖を抑えて、食品を保存する添
安息香酸ナトリウム/ヒドロキシ安息香酸
喘息が誘発されたり、アトピー性皮膚炎への関与が言われています。
特にアスピリン喘息の患者で喘息発作が起こると
含まれるもの:醤油、マーガリン、シロップ、キャビア、清涼飲料水
パラベン(パラオキシ安息香酸ナトリウム)
喘息が誘発されたり、じんましんの原因になっています。
特にアスピリン喘息の患者で喘息発作が起こります。
含まれるもの;醤油、酢、清涼飲料水、化粧品、薬剤(特に注射薬)
サリチル酸誘導体
自然界に多く存在します。じんましんの原因になります。
含まれるもの:トマト、キュウリ、イチゴ、リンゴなど
■抗酸化剤……細菌の増殖を抑えて、食品を保存する添加物
亜硫酸塩/重亜硫酸塩
喘息が誘発されたり、じんましんの原因になります。
含まれるもの:ワイン・ビール、調理済食品など
いわゆる「ワイン喘息」の原因です。
ハイドロキシアニソールブチル(BHA)
ハイドロオキシトルエンブチル(BHT)
→喘息やじんましんの原因になりえます。
含まれるもの:魚介冷凍食品、ソフトクリーム、バターなど
■着色剤……食品の色を着ける添加物
アゾ色素であるタートラジン 黄色の色素
喘息が多く報告されている。
特に、解熱剤でおこるアスピリン喘息で喘息が誘発されます。
じんましんの原因になります。
含まれるもの:ジャム、バター、チーズ、アイスクリーム、キャンディー、
ケーキ、錠剤
■甘味料・香料……甘みや香りをつける添加物
サッカリン 人工甘味料
じんましんが起こることが報告されています
含まれるもの:菓子類など
アスパルテーム 人工甘味料
じんましん
含まれるもの:菓子類など
グルタミン酸ソーダ 調味料
中華料理店で喘息が起こった事例があるようです。
喘息や慢性じんましんが起こることやアトピー性皮膚炎との
関連が報告されています。
中華料理店症候群(Chinese restaurant syndrome)の原因で、
中華料理店でグルタミン酸ソーダを食べて、半日で喘息発作と皮膚が赤くなった症例を初めて報告されました。
含まれるもの:中華料理全般、味の素、ソースなど
これ以外に、食品には様々な食品添加物が含まれていますので、注意が必要です。
原因となる食品添加物を摂取しないこと
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