添加物 甘味料(ソルビトール)の危険性と安全性について

2017年10月13日

普段口にしている食べ物、加工品にはこの甘味料がふくまれています。
身近に使われている添加物 甘味料「ソルビトール」について。

 

 


ソルビトールは元々自然の食べ物にも含まれており、主にバラ科の果物であるりんご、なし、桃、海藻であれば昆布などにも含まれています。

 

多く含む果物として、ドライプルーンがよく知られています。
工業的にも生産され、保湿剤、甘味料などの食品添加物として利用されている。
ソルビットまたはグルシトールとも呼ばれる。

 

ソルビトールは、通常の摂取量ならば特に危険性はないとされています。

 

■ソルビトールを食品添加物に使用する用途

 

ソルビトールは、食品添加物としては主に甘味料の用途で使用されています。サッカリンやアセスファムカリウムと比べて、甘味の質が良いとされていますが、その甘味度は、砂糖の60%程度と言われています。

 

そのため、ダイエットのための食品や飲料、サプリメントなどに使用されていますが、甘みが少ないために満足感を感じにくく、結局多めに摂取してしまうことで、ダイエット効果を得にくいかもしれません。

 

ソルビトールは溶解する際に吸熱反応を起こすことから、口の中に入れると清涼感を得られます。この性質がガムや飴などの菓子類に利用されているのです。

ソルビトールは保湿性や安定性があるため、煮豆や佃煮、生菓子などにも使用されています。コンビニで販売されているおにぎりにも、米がパサパサしないようソルビトールが添加されていることがあります

 

■甘味としての役割と糖尿病の関係

 

ソルビトールは主に甘味料として使われていますが、甘味が砂糖の60%、カロリーが70%程と言われています。

甘味は砂糖より少ないのと、血糖値の上昇が砂糖より低い事から、糖尿病患者の甘味の代わりとして使われています。

 

しかしながら砂糖よりも甘みが少ないため、砂糖に近い甘味を出すとなると、砂糖の倍以上の量とカロリーを摂る事になってしまいます。

 

血糖値が全く上がらないわけではなく、またソルビトールは「糖アルコール」といわれ、分解されると体内にアルコールが放出されます。

 

また「糖尿病神経障害」という手や足先にしびれが出る障害があります。

 

これは高血糖状態になった際に、一因として「ソルビトール」が神経細胞に蓄積する事によって起こる事が原因の一つと言われていますので、摂取の際には十分気を付けたいですね。

 

■医薬品や化粧品にも使われるソルビトール

医薬品としては、下剤、栄養剤、浣腸液として使われたリ、ソルビトールには、吸湿性があり肌の角質細胞にうるおいを与えるので、化粧水、乳液、シャンプーなどに配合。うがい薬、歯磨き粉では、口腔内で細菌や酸ができにくい性質が活かされています。

 

このように医薬品にも使われるソルビトールは、天然由来で安全性も高い成分といえるでしょう。

 

[icon image="arrow2-r"] 【ソルビトール】甘味料ソルビトール(ソルビット)の危険性と用途

 

こちらの記事もよく読んでいただいています
スポンサーリンク