添加物 光沢剤のおどろき精製法
知ってしまったら、これから食品添加物を少し口に入れるのを躊躇してしまうかもしれません。
光沢剤とは
テカテカしたスナック菓子や天津甘栗にも使われる光沢剤
塗料、接着剤、剥離材、弦楽器や木製家具に塗るニス、ワックスなどにも使われています。
食品から出る水分の蒸発を防いだり、逆に湿気が食品への侵食を防ぐために使われます。
食品を保護する目的で食品の表面に膜を作り、光沢が出るので美味しそうに見せるためにも使われているようです。
チョコレートに使われる光沢剤は主に植物ワックスです。
普通のカカオでチョコレートを作ってもああいう艶は出ないから光沢剤を混ぜて艶だししています。
身体には害がないものだと安全性も立証されています。
果物の果皮に被膜をつくり、保湿性を高めたりします。
オレンジやリンゴの艶々がそれですね。
りんごやみかんのツヤは光沢剤の可能性もある。
虫体被覆物を精製した光沢剤
昆虫由来の着色料の中では、カイガラムシの一種エンジムシから採れる赤紫色のコチニール色素が最も有名である。
ラックカイガラムシ、およびその近縁の数種のカイガラムシの分泌する虫体被覆物を精製して得られる樹脂状の物質から作られるものもある。
こんな虫です。
食品添加物
以下は添加物です。
シェラック(白シェラック、精製シェラック)
ラックカイガラムシの分泌する樹脂状物質を精製して得られたもので、成分は樹脂酸エステルです。
アルカリ性水溶液やエタノールで抽出、漂白又は精製したものが、白シェラックや精製シェラックです。
エタノール溶液として菓子、糖衣食品、果実等の表面に塗布、乾燥させると、表面に光沢性、防湿性のある皮膜を形成します。
光沢剤の他に、チューインガムベースとしても使用されます。
使用対象食品:キャンディー、チョコレート、果実など
パラフィンワックス
原油を減圧蒸留して得られる潤滑油分画を処理して得られたもので、炭素数20~40の炭化水素の混合物です。
加熱すると粘性の低い液体になり、菓子、糖衣食品、果実等のコーティングに用いられます。
使用対象食品:キャンディー、チョコレート、果実など
ミツロウ
ミツバチの巣より加熱圧縮後、ろ過したものより得られたもので、主成分はパルミチン酸ミリシルです。
菓子、糖衣食品、果実等のコーティングに用いると艶のある被膜を形成します。
使用対象食品:果実など
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