危険視されてるトランス脂肪酸について
植物性の油脂を加工する過程で発生する、最も危険視されている脂肪酸がトランス脂肪酸なのです。
トランス脂肪酸を多量に含むモノとして代表的なのは、
サラダ油・マーガリン・ショートニング・ファットスプレッド・マヨネーズです。またそれらを使用した食品(クッキーやスナック菓子など)にも多く含まれます。
トランス脂肪酸は、牛などの体内でも作られますが、量的に大した問題ではありません。問題なのは人の手が加わった時に多量に発生することです。
トランス脂肪酸が発生する条件として
植物性の油に水素添加し化学反応を起こした時、原料に高温高圧を加え食用油を抽出する時
■油に水素添加でマーガリン・ショートニングができる
マーガリンやショートニングは、バターやラードの代用品として開発されたもの。常温で液体の植物油に水素添加を行うと、脂肪の分子に変化が起こり油が固まります。
その変化した構造はプラスチックと非常に似ておりプラスチックを食べることと大差はなく食べるプラスチックなどと呼ばれたりもしています。トランス脂肪酸はその過程で大量に発生します。
■マーガリン
マーガリンは植物性だからバターより健康的だと思っていませんか!
マーガリンは、バターの代用品としてパンに塗ったり、クッキー・アイスクリーム・チョコレートなどあらゆる食品の材料として現在も多く使われています。
マーガリンに含まれるトランス脂肪酸は約1%~16%と、商品によってかなりの含有率にバラつきがあります。
食パン1枚あたりに塗るマーガリンの量はおおよそ10gとすると、トランス脂肪酸の含有率が高いマーガリンの場合、規制の厳しい国では基準値オーバーとなってしまいます。
■ショートニング
ショートニングはマーガリンから水分と添加物を取り除いたもの、トランス脂肪酸の含有量ではマーガリンよりも高くなります。パンやお菓子作りを趣味にしていない限り、一般的にショートニングを知っている人は少ないと思いますが、
市販のパンやクッキー、揚げ物の油などに使われ「サクッ」「パリッ」とした食感はこのショートニングが醸し出す。
コンビニやファーストフードの店内で使われる揚げ油の多くはショートニングが使われている可能性が非常に高いので注意が必要です。
バターを使用しない訳
原料となる植物油は生乳とくらべて圧倒的に安価です。そしてなにより日持ちするらです。
マーガリンは蟻やゴキブリも食べ物と認識せず寄りつきません。微生物も食べに来ないから腐りにくい。
そんな利点がから、昔から危険だと言われているトランス脂肪酸を含む油の使用を企業は止めないのでは。
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