苦味を出す苦味料 人は嫌いなのになぜ添加するの

2016年12月25日

味覚には、甘味、酸味、塩味、うま味、そして苦味があります

 

一般的に、苦味は嫌われるものですがなぜ添加するのでしょう?

 

 

苦味は、強すぎると敬遠されますが、適度な苦みは、味にしまりを与え

食品のおいしさを増す効果があります。

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たとえば、ビールの味を特徴づけるホップの苦味や、

 

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チョコレートの味を引き立てるテオブロミンなどです。

 

 

また、胃酸や消化酵素の分泌を促すとも言われます。

コーヒーを嗜好品として、一日何杯も飲む方も多いですね。

 

お代わり自由 ファミレスのコーヒーの真実

 

 

 

 

喫茶店ではコーヒー豆100gから、カップ 10杯分のコーヒーを抽出するそうです。

 

ファミレスでの「お代わり自由のコーヒー」は 30杯分のコーヒーを抽出するそうです。通常の3倍の量

 

コーヒーが薄くなり、美味しい訳がない・・!と思いますよね。

ここで登場するのが食品添加物です。

酢酸ベンジルなどの合成香料や苦味料を混ぜ、コーヒーと同じ様な味・香りを作り出します。

 

ドリンクバーのコーヒーの原価は 1杯 15円程度

ほとんどが食品添加物の生成産物です。

 

 

コーヒーフレッシュも「ミルク」でなく「乳製品」でもない。

『植物油に水を混ぜ、添加物で白く濁らせ、ミルク風に仕立て上げたもの』

 

乳化剤、植物性油脂、増粘多糖類、ph調整剤、着色料、香料で仕立て上げられています。

 

苦味料として用いられる食品添加物

・テンペン類・・・ホップの雌花からつくるイソアルファー苦味酸など。
・アルカイド・・・コーヒーやココアの豆、お茶葉からつくるカフェインなど。
・フラバノン配糖体・・・グレープフルーツの果皮からつくるナリンジンなど。
・テンペン配糖体・・・ゲンチアナの根からつくられるゲンチアナ抽出物など。

 

食品添加物

 

☆カフェイン (抽出物)

 

コーヒーの種子やお茶の葉から抽出、分離、精製して製造される苦味料です。

白色の粉末、あるいは結晶で、無臭です。

表示:一括名で「苦味料」と表示されるか、

あるいは物質名で「カフェイン」と記されます。
使用対象食品:コーラ飲料やチューインガム、など。

 

☆ナリンジン

グレープフルーツなどの果皮や果汁などから抽出、分離されます。

かんきつ類の苦味成分で、無色、または淡い黄色を帯びた結晶です。

スポーツ飲料のミネラル類は、グレープフルーツのナリンジンの苦味とよく合います。

使用対象食品:清涼飲料水、チューインガムなど。

表示:一括名で「苦味料」または物質名で「ナリンジン」と記されます。

 

☆ニガヨモギ抽出物

キク科ニガヨモギの全草から抽出して得られるもので、

主成分はセスキテルペン(アブシンチン、アブソルビン等)です。

褐色の液体で、強い苦みがあります。

使用対象食品:清涼飲料水、酒精飲料など

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