【添加物】原材料にある「ホエイパウダー」「乳清」の安全性・危険性とは

2019年10月15日

色々な食品の原材料名を見ていると、「ホエイパウダー」と言う記載をよく見かけます。

聞きなれない横文字があると不安になります。

これがどんなものなのか、安全なのか、危険なのか、お知らせします。

 

 

ホエイパウダーとは

食品や健康食品の原材料名を見ると「ホエイ」「ホエイパウダー」「乳清」など書かれているものを見かけます。

これらは同じものです。

ホエイパウダーが使われている食品

 

「ホエイ」を乾燥させて粉にしたものが「ホエイパウダー」です。

「ホエー」と表記されていることもあります。

「ホエイ」とは、日本語では「乳清」と呼ばれています。

 

ヨーグルトを冷蔵庫に置いておくと、表面に半透明の水分が浮かぶことがありませんか?

簡単言うと、あの上澄みが「ホエイ」です。

ホエイパウダーと添加物

透明だったり、少し白い場合、少し黄色がかっている場合、色々あるでしょう。

 

チーズを作る場合は、固形物と液体物に分けます。

固形物の方を「カード」と呼びます。

液体物の方が「ホエイ」です。

 

大豆でも、水分が出て、これも「ホエイ」と呼びます。

大豆のホエイを特に「大豆ホエイ」と呼ばれ、水溶性のたんぱく質を多く含んでいます。

 

ホエイパウダーはどんなものに入っているか

ホエイパウダーはどんなものに入っているのが、具体的な商品を見てみます。

 

クノールじっくりコトコトこんがりパンのコーンポタージュ

 

【大阪王将】若鶏のから揚げコク辛(鶏 とり)

 

スコーン

 

プロテイン

 

特に共通点はないようです。

未確認ですが、カップラーメンにも使われていることがあります。

そのほか、パンや、スナック、クッキー、など色々なものに使われているのです。

 

 

ホエイの栄養価

ホエイは、少し酸っぱいことから、チーズを作たり、ヨーグルトを作った時、副産物として出たホエイは捨てられていました。

 

最近では、高蛋白で、低脂肪な乳成分由来カルシウムだという認識が高まっています。

無機栄養分やビタミンB群をはじめ、ビタミン類など栄養価が高いことが分かってきていて、健康食品、栄養補助食品にも使われることが増えました。

 

人体では消化が速くタンパク質合成や、インスリン分泌を促進する効果があることも分かっていて、優れた食品として人気が高まってきています。

 

イタリアでは、ホエイを主成分としてチーズを作ることがあります。

 

豚にホエイを与えて育成している地域があります。

「ホエー豚」としてブランド化しています。

 

ラットへの実験では、血圧低下の効果があったという実験もあります。

一方で、高齢の女性に2年間摂取させた実験では、血圧に影響がなかったという実験もあります。

 

ホエイの名称について

原材料名のところで、カタカナの文字だと「何か悪いものではないか」と思う傾向があり、わざわざ日本語で書くことがあります。

 

× グルタミン酸ナトリウム

〇 うま味調味料

〇 調味料

 

見慣れたものは、カタカナ文字で書くこともあります。

△ アミノ酸など

 

ちなみに、上のものは全部同じものです。

 

「ホエイ」は一部では人気ですが、それほどメジャーではないためか「乳清」と書かれることもあります。

「ホエイ」も「乳清」もどちらも馴染みがないので、特別感を演出するため「ホエイ」とカタカナ表記している意図もあるようです。

 

ホエイの安全性、危険性

元々、牛乳が主原料なので、健康な牛からとれる牛乳が原料の場合は、特に悪いものではないと言えます。

大豆からとれる「大豆ホエイ」も同様で、健康な大豆からとれるものは特に問題はないと言えます。

 

一方で、どんな牛から取れたかわからない牛乳の場合で、牛乳の安全性が疑わしいような場合は、ホエイも安全性が疑わしいと言えます。

大豆の場合、輸入大豆に多いのですが遺伝子組み換えの大豆からのホエイは、遺伝子組み換え大豆の安全性が分からない分、大豆ホエイも分からないというのが答えになりそうです。

 

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