【ソルビトール】甘味料ソルビトール(ソルビット)の危険性と用途

2020年9月7日

添加物のソルビトールは、かなり多くのところで使われています。

どんなところで使われているか、と安全性、危険性についてお知らせします。

 

 

甘味料ソルビトールとは

甘味料として知られている「ソルビトール」とは、別名「ソルビット」、「グルシトール 」と言うのがあります。

名称は違いますが、同じものです。

 

バラ科ナナカマド属の植物から発見された糖アルコールのため、ソルビトールと命名されたと言われています。

デンプンを加水分解させてグルコースをソルビトールに変換させます。

簡単に言うと、リンゴの蜜の部分がソルビトールです。

リンゴから添加物のソルビトール

 

人工的に作るときには、トウモロコシを分解して作ります。

トウモロコシから添加物ソルビトール

このトウモロコシが遺伝子組み換えかどうかと言う問題もありますが、とりあえずここでは置いておきましょう。

 

ソルビトールの安全性

ソルビトールは、リンゴで言うと蜜の部分と言ってもいいくらい自然界ではごく自然に存在する物質です。

特にバラ科の果物である、リンゴ、なし、桃などに多く含まれています。

その他、昆布に多く含まれているのがわかっています。

昆布と添加物ソルビート

 

ソルビトールのLD50は「15900 mg/kg」となっています。

ちなみに、LD50とは、体重kg当たりこれくらいの量を摂ると死ぬと言う量を示しています。

 

これで行くと、60kgの人が795g摂ると50%確率で死ぬと言う計算になります。

なお、計算の算出根拠は、ラットと言うネズミなので、人間での数値は不明です。

人体実験するわけにもいきませんので。

 

また、複数の添加物を同時に取った時の結果も不明です。

こちらも人体実験するわけにはいきませんし、ラットで実験するにも添加物は無限に種類があります。

全ての組み合わせを試すことはできません。

 

こう書くと、「ソルビトールは毒」と言うようにとらえられるかもしれません。

しかし、すべての物質にはLD50があります。

たとえば、「塩」のLD50は「4500mg/kg」となっています。


同じく、体重60kgの人だったら、270g摂ると50%の確率で死に至ります。

ソルビトールよりも少ない量で死に至りますが、「塩」を毒だと言う人は少ないでしょう。

 

どんなものでも摂りすぎれば毒になり、適量を摂ればよい効果があると言うことです。

 

気になる点と言えば、そのほとんどが輸入で、輸入の6割が中国だと言われています。

 

[icon image="arrow2-r"] 添加物 甘味料(ソルビトール)の危険性と安全性について

 

ソルビトールはどんなものに使われているか

ソルビトールは添加物としては、毒性が低い方です。

一方で、その恩恵は多いので、かなり多くの加工食品で使われています。

具体的にどんなものに使われているのか、食品限定で見てみます。

 

魚介加工品

かまぼこなど

 

味噌

保存食の味噌にもソルビートが使われています。

 

醤油

本来大豆だけで作る醤油にも添加物としてソルビートが使われています。

 

おにぎり

おにぎりにもソルビートが使われています。

コンビニなどのおにぎりは、どおりでうまいと思いました。

 

ジュース

甘味料と言うことで、ジュースにも使われています。

 

ハム

ハムにもソルビトールは使われています。

 

ソーセージ

ハムと同様に、ソーセージにもソルビートが使われています。

 

ジャム

ジャムにもソルビトール

 

ようかん

本来、小豆と砂糖だけで作れる羊かんにもソルビートが使われています。

 

あん類

羊かん同様、あんこ類にも使われています。

 

甘納豆

甘納豆にもソルビートが使われています。

もう、なんにでも使われていると言えます。

 

ソース

ソース類全般に使われています。

ハンバーグ用のソースやパスタ用のソースに至るまで使われているのです。

 

漬け物

漬物やキムチにも使われています。

 

佃煮

佃煮にもソルビートが使われています。

 

煮豆

煮豆にも。

 

このように、見ていくとほとんどの加工食品に使われています。

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